2020-2021会長挨拶

―CLP(クラブ リーダーシップ プラン)実験と変革の年に―

今年は、100年ぶりのウイルス・パンデミックという未曾有の出来事が起こりました。今現在も進行中です。1918年から1920年の通称スペイン風邪の死者は1918年終了の第一次世界大戦でのそれをはるかに上回る数でした。この時1920年(大正9)我が国初のロータリークラブが東京に誕生致しました。今年は100周年の記念の年でもあります。直に起こった1923年(大正12)関東大震災のおり、いち早い世界のロータリーからの援助は日本のロータリアンに奉仕の精神を目覚めさせたといいます。またこの年はロータリーの核心である決議23-34(1923年34号案)が採択されました。今先人を思いもう一度ロータリーの存在意義を問い、職業人の代表としてこれを発信する絶好の機会にしたらと思います。今回の非常時でそれぞれに多くの気付きがありました。これを大げさに言えば明治維新、敗戦に続く3大変革期ととらえ、すべての人の意識改革につながればと思います。

わがクラブは今年GTⅯ(IM)開催・ガバナー補佐輩出の担当年度ですのでそれに集中したいと思います。ただ今の組織割りは私の18代会長の時17年続いたものをCLPを基に改編したものです。すでに9年が経ちました。その後若い会員も増え細則も変わりました。現情を研究・分析したうえ組織、運営の強化・変革等を実験的に行う年度にしたいと思います。少人数クラブの強みを生かしロータリー精神の内であれば全員がいい意味での私物化(私々の岐阜城ロータリー)もしていいと思います。私の物にすれば愛着がわきます。それには参加だけでなく全員が参画し、結果他にない岐阜城RCのカラーを出すことで、多くの同志が増えればと思います。

今年度のRIのテーマは「ロータリーは機会の扉を開く」です。ウィンドウズならぬドアーズでまさにドラえもんの「どこでもドア」です。ただ招待し入ってもらわなければなりませんが。また地区のテーマは「伝統的日本ロータリーの文化を輝かせ真のイノベーションへ」です。伝統(職業奉仕・例会出席)を守りながら新たなものを創造しようと呼びかけています。今後のコロナ状況も不透明です。ITを駆使し連絡網は密にし柔軟に対応できるように準備はしたいと思います。

「ハチドリの一滴」のように、一つ一つ行っていこうと思います。よろしくお願い致します。