私ども岐阜城ロータリークラブのバナーは、県都岐阜を流れる長良川畔に聳え建つ岐阜城をシンボルとし、親睦と奉仕の理想を本旨としたデザインとしました。
岐阜城は(古くは稲葉山城)は、濃尾平野を一望できる標高338mの金華山頂に位置し、鎌倉初期の建仁年間(1201~4年)に二階堂行政が築いたといわれ、戦国時代には、「美濃を制する者は天下を制す」といわれたように、天下統一の要所として斉藤道三や織田信長の居城となり、華やかな歴史の舞台となりました。
永禄10年(1567年)にこの地一帯を平定した織田信長は、天下統一の拠点として、天正4年(1576年)まで岐阜城に居城しましたが、信長のこの地に残した功績は大きく、井ノ口と呼ばれていた町を岐阜と改めるとともに、城下の繁栄に努め、今日の岐阜市の礎を築きました。岐阜城は慶長5年(1600年)関ヶ原の戦いで徳川軍の攻撃を受け落城し廃城となりましたが、その後幾多の変遷を経て、昭和31年(1956年)市民の浄財により現在の復興天守が再建されました。
私どもは、織田信長が天下統一の拠点とした岐阜城の名声にあやかり、ポール、パーシー、ハリスの思想を旨として、グローバルな視野に立って、奉仕活動の役割を果たしたいとの思いを込め、この由緒あるバナーを誕生させました。ロータリーが創立されて94年、私たちクラブもその一員として、奉仕の理想に向け、一歩一歩確実に実績を重ねていきたいと思っております。全国のロータリアンの皆様の友情と暖かいご支援をお願い申し上げます。